SAP Business One 導入事例紹介
お客様プロフィール
日本に本社を置く製造業様。販売会社機能をイギリス、オランダ、ドイツに展開。ユーザー数約60名。
プロジェクト概要
欧州業務統合に伴う新システム導入に際し、弊社のシステムインテグレーションサービスをご利用いただき、業務システムとそれを支えるITインフラを構築。拠点毎に導入された業務システムをSAP Business Oneに一本化し、業務統合効果が最大化できるシステム構成をサーバ仮想化とシンクライアント化により実現。また、稼動後は、弊社のハイブリッド型運用サービスを提供し、業務システム、ITインフラの両面から運用を支援。
各拠点毎に導入されていた異なった業務システムを統合し、コスト削減、業務効率・品質の向上に加え、IT投資の最適化を実現。
導入前の課題 | |
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在庫・物流業務 | ・倉庫維持管理費用が拠点毎に発生し物流コストの最適化が困難 ・各拠点で安全在庫を確保する為、欧州全体で余剰在庫が発生 ・拠点別配送による本社物流費の増加 |
会計及び 管理業務 |
・各拠点での決算業務に加え、欧州本社における3法人の連結決算業務が発生 ・拠点毎に業務ルールがあり、本社主導のガバナンスが困難 |
業務システム | ・各拠点からの発注データが標準化されていない為、本社側受注システムへのデータ取り込み時に無駄な処理が発生 ・各拠点のシステムは、個別に導入、運用されていた為、運用費用やライセンス費用等が最適化を阻害していた ・重複データ管理の為の無駄な工数が発生 |
自動化処理 | ・業務システムによる自動化処理の仕組みがなく、入庫、出荷、マスター更新、納期回答等の業務処理に時間を要していた |
システム運用 | ・各拠点でシステムを保持する必要があり、拠点毎にサーバ及びライセンス費用、システム運用要員を確保していた ・拠点毎にメールサーバ、ファイルサーバが異なり、円滑な情報共有が困難 |
導入効果 | |
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在庫・物流業務 | ・物流業者に倉庫運営を委託し、オランダに集中倉庫を設置した事で、欧州全体の余剰在庫及び維持・管理費を削減 ・受注業務の一本化による業務工数削減 ・発送ロット集約化と仕向け地の一本化により物流コストを削減 |
会計及び 管理業務 |
・欧州本社に営業以外の業務機能を集約し全体工数を削減 ・単一業務ルールに沿った処理とガバナンスの実現 ・欧州側連結決算が不要になり、日本本社側でも連結対象が1箇所になったため決算工数を削減 |
業務システム | ・SAP Business Oneを汎欧州業務システムとして導入しIT投資最適化を実現 ・製品や価格データ、欧州全体の顧客データを一元管理する事により、情報の精度向上を実現 ・一本化された発注データを提供可能になり、日本側の処理工数を削減 ・本社IT部門によるガバナンスを実現 |
自動化処理 | ・物流業者倉庫への入庫情報の即時反映、物流業者への出荷指示を自動化し業務処理の効率化を実現 ・製品価格情報を新業務システムの価格マスターに自動反映する仕組みを構築し、業務工数を削減 ・納期回答の自動化により、業務効率向上と顧客への回答速度改善を実現 |
システム運用 | ・データセンターにてシステムを統合する事により、サーバ及びライセンス費用を削減 ・新機能の追加やパッチ適用等のシステム運用を一元化し運用コストを最適化 ・全拠点で共通のファイルサーバ、メールサーバを使う事により、円滑な情報共有を実現 |