全日本空輸株式会社 – システム導入支援

お客様プロフィール

全日本空輸株式会社 欧州・中東・アフリカ室様
「安心と信頼」を経営の根幹に置き、アジアと世界の国々をつなぐ旅客・貨物輸送のグローバルネットワークを持つ全日本空輸株式会社様(以下、ANA)の欧州・中東・アフリカ室(以下EMEA室)は域内の各拠点を統括し、ANAにおけるEMEA事業の中心として機能しています。

課題・システム導入の背景

欧州拠点全体で約200名の社員が在籍していますが、出張申請、経費精算、休暇管理などの各支店で発生するオフィス業務は、日本での利用システムとは異なりExcel出力を中心とした紙ベースの手作業で処理されていました。これらを効率化し、付加価値の高い領域の仕事に注力できる環境を創り出すことが、喫緊の課題となっていました。今までもペーパーレス化に向け対応を実施しましたが、国ごとの制度の違いにより完成には至りませんでした。このような状況に対応する為、汎欧州で利用できるシステムの導入の検討が開始されました。システムに求められる主要件は、①「欧州各国のルールに対応できる柔軟性」、②「展開容易性」③「短期導入」、④「安全・安心・安定」⑤「ペーパーレス」と定義されました。

ご採用の理由

・ANA EMEA室 齋藤 研一郎 様(総務・IT マネジャー)

先ず、柔軟性と展開容易性を実現するために、基本的には共通機能を活用し、如何に個別機能を最低限とするかという点を最も重視しました。そのためには、共通機能が充実していることと我々とともに柔軟な調整をしていただけることが採用の条件でした。パッケージを見させていただき、ご担当者様とお話しさせていただき、我々が求めているものと合致したため採用を決定させていただきました。結果、個別機能の開発は最低限にでき、かつ稼働までのスケジュールを短くできました。
また、Newton ITさんが「安全、安心、安定」を実現可能なクラウド基盤を設計・構築し、運用支援ができることも評価できました。今回はアマゾン社が提供するAWS上にシステムを構築したのですが、アプリケーションとIT基盤の構築を1社に任せることで、構築中は勿論、稼働後も何か問題があった際にはシングルコンタクトで対応してもらえるのは、海外拠点のITを預かる身としては、心強く感じています。

・ANA EMEA室 跡部 ひろみ様(総務部 IT担当)

欧州でのシステム構築経験の豊富なバイリンガルスタッフの方々に参画していただけるとのことでしたので、種々の要件を詰めて行く際にもプロジェクトを円滑に進行できると判断しました。タイムリーな情報共有や積極的な提案により、当社のニーズに柔軟に応えていただき、システムの導入・稼働が4ヶ月程で実現しました。

システムの概要

稼働後の感想

パッケージベースのシステムでありながら柔軟性があるシステムなので、実際のシステム画面を見ながらFit & Gap分析を実施でき、かつ各国の担当者にも具体的な運用イメージを持たせながら構築ができました。また、使用するユーザーからの要件は、ある程度システムに業務を合わせるという方針を理解してもらい進めることができたことに加え、個別機能の開発についても運用保守サービスを活用し柔軟に対応してもらい感謝しております。
新型コロナウィルス感染症対応で在宅勤務導入が急務となりましたが、ペーパーレス化が進み諸々の処理が在宅勤務で行えるようになり、システム導入が功を奏していると感じています。
また今後弊社は欧州拠点の拡大も検討していますが、オフィス業務処理ルールが明確されたことにより、新たな支店の立上げが以前より効率良く行えるようになることも大きなメリットとなっています。

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