Windows10サポート終了のお知らせ

2024年9月2日

Windows10サポート終了のお知らせ

平素よりお世話になっております。
Newton ITのMarketingチームでございます。

Microsoftは、Windows 10のサポートを2025年10月14日に終了することを発表しました。この日以降、Windows 10に対するセキュリティ更新プログラム、修正プログラム、及び技術サポートの提供が停止されます。セキュリティレベルの維持、及びトラブル発生時の対応手段に大きな影響を及ぼすため、可能な限り早く対策を立案いただくことが推奨されます。
しかし、現状ではWindows 10が依然として60%のシェアを持っています。[1] そこで今回は、Windows 10サポート終了に伴う影響と対策についてご紹介します。

影響と対策
影響1:セキュリティリスクの増加
サポート終了に伴う最も大きな影響は、セキュリティリスクの増加です。セキュリティ更新プログラムが提供されなくなると、新たに発見される脆弱性(セキュリティ上の弱点)に対する保護がなくなり、ウイルスや、悪意を持った第三者からの攻撃に対して無防備になる可能性があります。

影響2:パソコンが使用できなくなるリスクの発生
サポート提供が終了すると、それまで行われていたOSの不具合に対する修正プログラムの提供がされなくなります。たとえパソコンの動作に不具合が見つかったとしても、その不具合を抱えたままパソコンを使い続けることとなります。その結果、急にパソコンが使用できなくなるリスクが発生します。また、新たにリリースされるソフトウェアは、最新のオペレーティングシステムで最適に動作するよう設計されているため、新しいソフトウェアがWindows10環境では正常に動作しない可能性があります。

対策:
このようなリスクを避けるためには、Windows 11へのアップグレード、ないしはWindows11搭載PCへの置き換えを強く推奨します。Windows 11は最新のセキュリティ対策が施されており、継続的なセキュリティ更新プログラムが提供されます。また、使いやすさや機能の向上も期待できます。

一方で、Windows11にまだ対応していないアプリケーションがあるのも現状です。そのため、当社としては計画的なPCの置き換えを提案させていただいております。ご使用中の機器でWindows11にアップグレードされる場合は、機器やインストール済みアプリケーションの互換性の検証が必要となります。

加えて、サポート終了前に、現在のパソコンのデータをバックアップしておくことを推奨いたします。これにより、アップグレード中や万一障害が発生した際にも大切なデータを失う心配がありません。

アップグレードの案内
Windows 11をご利用頂くには、OSを新たに購入する必要はなく、要件を満たせば現在ご利用のWindows 10からアップグレードすることで対応いただけます。
Windows 11では、より高いセキュリティと多くの新機能をご利用いただけます。その中でも注目を集めているのが、システム要件「TPM 2.0」への対応です。「TPM 2.0」の追加はセキュリティの向上を象徴するもので、サイバー攻撃のリスクを大幅に低減することができます。

Windows11以下のOSがインストールされた製品ご利用の場合、サポート終了日、作業工数、テスト日程などを念頭に置き、余裕をもって計画・実行することをお勧めいたします。また、現在ご利用のパソコンが3年以上経過している場合は機器の置き換えも視野に入れながら検討いただくことが必要です。貴社の状況に応じたご提案ができるかと存じますので、ご質問、ご不明点、ご相談事項等ございましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

引き続き、ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

出典
1. Windows11の新機能や管理環境の変化がこの1冊でわかる!Windows11ガイドブック, Japan Business Systems, Inc., p1